6月17日に「第48回講談社漫画賞(2024年)」が発表されました
我らが「ちいかわ」も「総合部門」でノミネートされていたのです
発表が今日だったことは忘れてましたけど、「ちいかわ」がはたして受賞するのかどうかドキドキしてました
目次
「第48回講談社漫画賞(2024年)」の総合部門でノミネート
漫画「ちいかわ」は漫画家であれば夢のような賞である「講談社漫画賞」にノミネートされてました
部門は「総合部門」でノミネートは6作品でした
ノミネート作品です
- 【推しの子】(赤坂アカ×横槍メンゴ)
- ダーウィン事変(うめざわしゅん )
- ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(ナガノ)
- ながたんと青と ―いちかの料理帖―(磯谷友紀)
- 望郷太郎(山田芳裕)
- メダリスト(つるまいかだ)
受賞したのは、つるまいかだ先生の「メダリスト」でした
おめでとうございます!
我らが「ちいかわ」は無念ですけど、
審査員の先生方を悩ました作品でもあったようです
ちなみに私は上記の漫画で「ちいかわ」以外に読んでいるのは、
「ダーウィン事変」です
「推しの子」はアニメだけ見ました
「メダリスト」は機会があればぜひ読んでみたいです
「ちいかわ」の久米田康治先生の総評がイカしていた
審査員の先生方の総評はこちらをご覧ください
第48回講談社漫画賞 受賞作発表!!
審査員の先生方の「ちいかわ」の評価についてだけ抜粋しておきます
海野つなみ先生
セイレーン編が入っていれば大穴だったか『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』
久米田康治先生
さて、問題の総合部門。誰だよ『ちいかわ』交ぜたの……。どうやって『ちいかわ』と『ダーウィン事変』比べればいいのか教えて欲しい。人類はそんな「物差し」持ち合わせてないのです。良いとか悪いとかじゃなく「スパゲティ」と「自転車」比べるようなもんだと困惑する先生もいました。さらに、これは「漫画」という枠でいいのか、「哲学」なのではないか、など混乱する一幕もありました。なので、申し訳ないのですが『ちいかわ』は殿堂入りということで、他5作品で選考することになりました。
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毎年のことなのですが、審査のため短時間で大量の漫画を読んだため、脳が疲れきってしまいました。
ストレス解消する必要があると思います。『ちいかわ』でも読んで。
はやみねかおる先生
個人的に、『ちいかわ』の評価に困りました。斬新さでは一番なのですが……。
幸村誠先生
『ちいかわ』については、私は好きですが、独特なスタイルのため他の総合部門作品との比較が難しく、そのような作品のために賞を新設してはどうかという意見もありました。
先生方を大いに悩ませた「ちいかわ」
でも先生方もみんな評価されていて嬉しいです
特に久米田先生は最高のコメントではないでしょうか
「誰だよ『ちいかわ』交ぜたの……。」とちょっと笑わせてもらってからの、「『哲学』なのではないか」という部分
これ妙に納得しました
ナガノ先生はそんな風には描いていないとおっしゃられるかもしれませんが、人間社会に置き換えても妙に説得力があるのが「ちいかわ」
今アニメで放送中の「ちいかわの夢」編もまさにそんな感じですよね
ゆるく愛らしいキャラクターですけど、妙に考えさせられたり泣いたり…
心に響くものがありますから
「ちいかわ」が講談社漫画賞に一石投じる?
先生方の総評で、
「ちいかわ」はあまりにも特殊な立ち位置なので、
総合部門ではなく他の部門を立ち上げたらどうかという提案もありました
確かに!
少年や少女部門では収まりませんし、
ストーリー漫画にも収まりません
海野つなみ先生が指摘されたように、
「セイレーン編が入っていれば」とのことですけど、
セイレーン編が入ったとて…みたいなところもあると思います
でもこれだけ老若男女問わず愛されている漫画とキャラクターって、
なかなかないですよね
やはりある程度ターゲットは絞られるのが常ですけど、
「ちいかわ」は女子人気から始まり、
今や男性ファンも多いです
年齢も幅が広い!
「一般部門」みたいなのが設けられるといいのかな?
しかし、『葬送のフリーレン」は強かったですね
他社の週刊少年サンデーの漫画ですけど、
見事にライバル社の賞を受賞
私も大好きです
アニメも見てました
その少年サンデーといえば小学館ですけど、
小学館漫画賞では4部門ありましたが、
2024年から部門廃止したんですよね
なお、昨年までは、児童向け部門、少年向け部門、少女向け部門、一般向け部門の各部門において、
最も優れた作品を発表した漫画家に 『小学館漫画賞』 を贈呈してまいりました。
しかし、現在の漫画が世代や性別を超えて広く読まれる文化となっていることを鑑み、
本年より、部門を廃止しました。引用元:第69回『小学館漫画賞』決定
講談社もそれでもいいのかもしれません
そうすれば「ちいかわ」が哲学マンガとしても、ゆる~いほんわかマンガとしても、ギャグマンガとしても、ストーリーマンガとしても総合的に見てもらえそうです
「ちいかわ」に限らず、そういうマンガも増えてきていると思います
優れた漫画に対して贈られる名誉ある賞という形にしていくことも一案ですね
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